『やりたいことは、今すぐにやれ』

Friday, January 22, 2016

有川真由美オフィシャルサイト開設とブログ引っ越しのご案内

「有川真由美オフィシャルサイト」ができました。

ブログもこちらに引っ越しました。
デザイナーさんにつくってもらって、結構、気に入っています。
まだ完全ではありませんが、少しずつ充実させていきたいと思います。
ときどき、のぞいていただけると幸せです。

Sunday, November 22, 2015

故郷、鹿児島を旅する気分で……

11月は、故郷の鹿児島に帰っていた。
1日はマルヤガーデンズでのトークショー(お越しくださったみなさま、ありがとうございました!)。
2日はおはら祭りの前夜祭も見た。子どものころから行っていたけど、ひさしぶりだったので、すっかり旅人のような気分。やっぱりお祭りって楽しい。

旅人気分で行ったのは、実家の近くにある「神田亭」。
高校の後輩でもある神田さんが、週末だけ予約制で開いているお店。
神田さんは、平日はフツーに会社員をしながら、すんごくおいしい料理を作ってくれる。おじいちゃんちの銀杏を拾ってきて食べさせてくれる。おいしいワインも出してくれる。本人もいっしょに楽しく食べる。料理の代金は、なぜか自分も払う。しかも、そのお金は全額(材料代引かないで)、ネパールの震災を支援している「ふんばろうネパール」に寄付。だから、神田亭は開くほどシェフの赤字なのだけど、みんなみんな、いい笑顔! いや、ほんとすごいです、こんな人がいるなんて。

【ふんばろうネパール】
http://www.kurikiyama.jp/#!nepal/c3kc

もうひとつ、旅人気分で行った「イサオ・クチーナ」。
こちらも予約制のイタリアンレストランで、鹿児島の奥地、湧水町にある。シェフのイサオさんの料理はすばらしく、宿泊施設もある。で、今回、泊まったのだけど、おばあちゃんちに帰ってきたような気分で、それはそれは楽しく・・・・・。

シェフのイサオさんは、リノベーションの達人でもあり、つぎつぎと面白い家をつくっている。
「長くつ下のピッピの家だ……」
幼いころからあこがれだった家(の日本版)を見つけて大感動。

おいしい料理と、四季を感じる自然と、心地いい空間と、あったまる温泉と、素敵な人びとと……。〝ゆたかさ〟ってことをいろいろ考える旅だった。

【イサオ・クチーナ】
http://isao-cucina.com/

Saturday, November 21, 2015

いい本は、人生をゆたかにしてくれる!

集英社さんの柴田錬三郎賞など出版四賞の授賞式に伺った。

たいへん興味をもったのは、開高健ノンフィクション賞の『五色の虹―満州建国大学卒業生たちの戦後』。
http://www.amazon.co.jp/372/dp/4087815978
(12月15日発刊予定)

日中戦争の最中、満州につくられた「満州建国大学」という最高学府があっという
中国、朝鮮、モンゴル、ロシア、そして日本。5つの民族の優秀な青年たちが集まって高度な教育が行われ、宿舎では、民族を超えて深夜まで議論を戦わせた。

作者、三浦秀之さんの、記者魂がすごい。日本各地や大連、長春、ウランバートル、ソウル、台北……とスーパーエリートたちの軌跡をたどる。世界にちらばった青年たちのその後には壮絶な人生があり……。

三浦さんは、現在、南アフリカに記者として赴任中で来られなかったが、「満州建国大学」の卒業生7人が壇上に上がり、会場は感動に包まれた。

満州建国大学一期生男性(95歳)の「これまで生きてきて、いちばん大切だと思うのは、やはりコミュニケーションです」という言葉に、深く納得。
ぶつかることをおそれては、ともに生きられない……というような言葉にも。

柴田錬三郎賞の中島京子さん『かたづの!』は、 けっして「戦」をせずに家臣や領地の人びと(相手も)を守り抜いた、江戸時代唯一の女大名の一代記 。直木賞の『小さいおうち』など大きな世界観をもつ作家さんだと思っていたが、今回は、初めての歴史小説なのだとか。

『かたづの!』
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A5%E3%81%AE-%E4%B8%AD%E5%B3%B6-%E4%BA%AC%E5%AD%90/dp/4087715701/ref=asap_bc?ie=UTF8

すばる文学賞の黒名ひろみさん『温泉妖精』は難しい言葉もまわりくどくもないのに、読み応えのある作品で、昨夜、止まらなくなって一気に読んだ。主人公や登場人物が、まったく魅力的なところがなくて、サイテーな人たちなのに、だんだん好きになっていくのが不思議。

あぁ、じっくり読みたい本がたくさん。
秋の夜長は楽しくてたまらない。

Friday, November 13, 2015

ヴァイオリニスト、劉薇(リュウ・ウェイ)さんのコンサート

「人工透析にしなければ、死にますよ」
ドクターからそう言われたら、あなたはどうしますか?
私は「それは仕方ありませんね」となりそうですが、劉さんと知り合って、少し考えが変わりました。
ヴァイオリニスト、劉薇(リュウ・ウェイ)さんは、10年前にそう告げられてからも、透析を拒否してきました。理由は、ヴァイオリニスト生命が断たれるから。
中国から東京芸大に留学し、博士課程を卒業した劉さんの音楽にかける情熱はハンパないのです。
劉さんは、雑穀を食べることで慢性腎臓病を改善する方法を編み出し(しかも、楽しみながら雑穀料理をレシピ本にしたり、自宅で料理教室を開いたり!)、いまも音楽活動を続けています。
昨夜は劉さんのコンサート。ものすごくエネルギーの要るといわれるベートーベンに挑戦し、クラシック素人の私でも感動で涙があふれるほど圧巻の演奏でした。
コンサートの最後に言った劉さんの言葉が忘れられません。
「自分でも不思議なぐらい、生きる力は出てくる……」
心が震える新月の夜でした。

Monday, November 9, 2015

イスラエル映画「ハッピーエンドの選び方」

6月に訪ねたイスラエルの映画「ハッピーエンドの選び方」を観ました。
この映画を観たら、毎日の過ごし方が変わります。そのときのことを考えて過ごすのと、考えないで過ごすのとは、命の輝きも変わってくるはず。

映画「ハッピーエンドの選び方」
http://happyend.asmik-ace.co.jp/

舞台はエルサレム。老人ホームで暮らすヨヘスケルは発明が趣味。ある日、延命治療に苦しむ親友から、「発明で安らかに死なせてほしい」と頼まれる。
お人よしのヨヘスケルは、親友を助けたい一心で、スイッチひとつで安らかに最期を迎える装置を発明。仲間たちと秘密に実行し、親友を見送ったあと、つぎつぎに依頼が来るようになり……というお話。

最後は、なんとも皮肉な、でも、こころがじんわり温かくなるような、不思議なラスト。コメディでありながら、深いです。
エルサレムの街や、人びとのつながりも魅力的で、「え? イスラエルってこんな国だったの?」と思うはず。世界を理解するうえでも、価値のある映画です。

「自分で人生を選ぶことが幸せ」と私は本に書いたり、話したりしているのだけど、最期のときも自分で選べるのか? それを幸せといえるのか? いろいろ考えさせられました。

ヴェネチア国際映画祭観客賞ほか、数々の国際映画祭で受賞した作品。11月後半から12月、全国で公開です(東北、鹿児島では、いまのところ上映してないみたいです。ごめんなさい)。

【上映スケジュール】
http://happyend.asmik-ace.co.jp/theaters/index.html